アロマ倶楽部と倶楽部シリーズ

kawada2003-06-08

みなさんは”アロマ倶楽部”というゲームを知っていますか?
このゲームはいわゆる占いゲームというジャンルの機械で
画面に出てくる質問に答えていくと、占いの結果と
あなたの今の気分にぴったりにブレンドされた
アロマオイルが出てくるというゲームです。
メーカーはセガです。

ちなみにこのアロマ倶楽部はセガの倶楽部シリーズ第四弾となっています。
倶楽部シリーズとは女子高生やOLさんなどの若い女性をターゲットにしたシリーズで
第一弾は言わずとしれた”プリント倶楽部”いわゆる初代のプリクラです。
昔はゲームセンターに女性がいるのは珍しかったのですが、
UFOキャッチャーが登場し、ゲームセンターの雰囲気も明るくなり
女性でも気軽に入って行けるようになりました。
そしてこのプリント倶楽部が登場し、女子高生を中心に大ヒットしました。
関係ないですが、僕がゲーセンで働き出したのは大体この時期です。

このプリクラのヒットにのっかって倶楽部シリーズ第二段として
”ネーム倶楽部”が登場しました。
このゲームは自分のオリジナル名刺が作れるというもので
プリクラほどではないものの、そこそこの人気がありました。

次に倶楽部シリーズ第三弾
”スタンプ倶楽部”が登場しました、このゲームは自分の顔が
スタンプの絵柄になるという物で
はじめのうちは大人気でスタンプの在庫が足りず、
整理券をくばったり、一日の数を制限したりと店員としては大変手のかかる機械でした。
この機械はイケル!っと思ったゲームセンター(っていうかうちの店ですが)は
次回のスタンプの発注を大量に頼みました。
しかし、スタンプの在庫が安定して入荷するようになったころ
人気がかげり始め、
プリクラほどは定着することなく、あっというまに廃れました。
後に残ったのは売れる気配のない大量のスタンプだけです。
いまさら返品するわけにもいかず、かといって元手のかかっているものを簡単に
捨ててしまうこともできずこの大量のスタンプはお店の倉庫の隅で
3年以上眠ることになりました。

そして、倶楽部シリーズの第三弾として”アロマ倶楽部”が登場しました。
簡単にこのゲームの流れを説明します。

1、最初にあなたが占いたいジャンルを選択します。

2、次にいろいろな質問がされますので答えていきます。

3、画面に簡単な占い結果が表示され、その後
  詳しい占い結果が印刷された用紙が出てきます。

4、その後「あなたにぴったりなのは、このオイルと、このオイルと、このオイルです。」
  こんな感じで画面上で2種類〜3種類のアロマオイルがブレンドされていきます。

5、最後にアロマオイルが払い出されて終了です。

ここで注目したいのは4の”アロマオイルがブレンドされていきます。”の部分です。
筐体(ゲーム機本体の事)を見たことがある人はわかると思いますが、
このゲームはそんなに大きな機械ではないです。
いったいどこでオイルのブレンドをするのでしょうか?

答えはブレンドはしていないというわけです。
詳しく説明すると、
ゲームを始めて占いのジャンルを決定した時点で
払い出されるブレンドオイルは決まっているのです。
筐体の中にはジャンルごとにあらかじめブレンドされたオイルを入れるスペースがあり
そこに入れた順番にブレンドオイルが払いだされます。
ゲームをプレイしたときに次に出るオイルの種類を読み取り
あたかもゲーム中の占いの結果によってブレンドされたと思わせるような
画面表示をしているだけなのです。

まぁこのインチキっぽさが原因なのか
1回のプレイに500円も必要だったからなのか
このアロマ倶楽部もあまり人気の出る事もなく消え去りました。
このときうちの店はスタンプ倶楽部の時に大量の在庫をもてあました事を教訓とし
オイルの仕入れを少なめにしたかといえばそうでなく
またしても大量にオイルを発注していました。
当然、オイルの在庫は倉庫の隅でスタンプ倶楽部のスタンプと一緒に
眠る事になったのです。

さて、なぜ今日はアロマ倶楽部の話をしたかというとですね、
実は今このときのアロマオイルが僕の部屋で平積みになっているからなんです。

この間、倉庫の整理をしたんですよ
で、スタンプやらオイルやらが大量にでてきまして・・・
個人的に持って帰ってきちゃったわけです。

アロマオイルとかけっこう好きですし
どうせ使う事はないだろうしと思いましてね。

このオイルは僕のリラックスのために使われる予定です。





店長にはないしょです^^